よしもとアカデミー文化祭2024
YPA公演「Life is the stage」レポート
2024年10月13日(日)12:30~
YPA3期生と4期生によるステージ「Life is the stage」がありました。
入学して1年と半年の3期生、
舞台に立つのが初めての人も多い4期生の
1つの集大成と言えるライブです。
ライブは3期生のダンスボーカルから始まった。
白に統一された衣装にワンポイントのアイテム。
ポップな曲に合わせた、息の合ったグループダンス。
そこに4期生が合流。
そこから演目「Life is the stage」がスタート。
この舞台に立ちたいと願い憧れた夢の話。
そして歩き始めたからこそ感じた辛い挫折や仲間との思い。
4期生の独白が
見に来た家族や友人に
「私は辛いながらもこの道を進みます」
と宣言している様。
4期生 八田弥生さん
事前のインタビューでは「歌を特に聴いて欲しい」と答えていた。
本番では普段の無邪気な性格を感じさせない、はっきりとした歌声を披露してくれた。
「Life is the stage」は大きな演技の流れでダンス、ボーカルが詰まっている。
ヒップホップダンス。
キレがあって激しいダンスの中でも立ち位置の移動が有ったりと
全員の息があっていないと難しい事が見て取れます。
そして、クールな面も似合っていた。
戦隊ヒーロー。
アクション有り、そして大きな表現が必要な演技。
4期生は勉強を始めて半年とは思ない演技力を見せてくれた。
ura-keiさん。
事前のインタビューでは悪役の演技を特にみて欲しい答えた。
「自分の悪役としての存在感と、
可愛いと怖いの2面性を楽しんで欲しい」と。
観客は(筆者も含め)存分に楽しめたのではないかと思う。
前半は4期生の初めてのダンスやボーカル、演技がメインであった。
後半は3期生がメインである。
3期生ダンスパフォーマンス。
こちらもヒップホップダンスで、さらに力強くそしてセクシーさを兼ね備えていた。
上宮一知花さん。
去年の公演と同じ演目もあります。しかし出演者が変わるので全くの別物になる。
上宮さん「先輩がやっていた事を思い出しながら、
そして追いつき追い越すように頑張ってきた。
だから今年が一番仕上がってるはずです。
教えてくれる先生たちは自分たちの事をよく見てくれている。
自分も気づかないような自分の魅力を教えてくれます。」
3期生ボーカルパフォーマンス。
体が震えるくらいのパワフルさがあった。そしてハマりがとてもきれい。
松屋翠さん(写真右側)。
今年は後輩の4期生の先輩という立場でもある。
松屋さん「本番前ですが、緊張よりワクワクが勝っています!
今年入った4期生もかなり個性的で、性格もバラバラです。
このバラバラなみんなが1つにまとまって1つの舞台を完成させることが楽しみです!」
よしもと放課後クラブによりK-POPダンスパフォーマンス。
小中高生対象のエンタメ教室「よしもと放課後クラブ」。
年齢相応のキュートさがありながらも
ダンスに関しては年齢不相応のセクシーさを醸し出していた。
3期生演技、「未来への贈り物」。
キャラが濃い地方郵便局員が
宛先不明になった25年後の自分に宛てた郵便物を届けるお話。
主人公の井下さんの独白が心にささった。
全員の演技が最大に生かせる配役になっていた。
カーテンコール。3期生と4期生によりボーカルとダンス。
全員が必ずボーカル、ダンス、演技のいずれかに特技を持っていて、
また苦手な分野も持っている。
互いに自分の良さを引き出しながら仲間の良さも引き出すように
1つの舞台を作り上げてる。まるで虹の様に。
この公演、「Life is the stage」は
家族や友人たちに自分たちの集大成の1つを見せ、
この業界でこれから歩んでいくことを誓うような舞台である。
様々な夢や苦難をもって歩んできた1人1人が
互いの手を取り合いながら進んでいくのだろう
筆者は去年のよしもとアカデミー文化祭2023の
YPA公演も見ているのだが、
YPA3期生のレベルはやはり大きく進化していた。
来年4月にはYPA卒業となるが、
このYPAで学んだ苦労や得た友人などは大切にしてほしい。
最後に3期生MATHEUSさんの事前インタビューの言葉を記す
「この公演では自分の進化しているところを見せ、
後輩たちに綺麗にバトンを繋げたい。」
この公演ではどうしても1年先輩である3期生がメインになる。
だけど、来年は後輩である4期生がこのポジションに立つのだ。
上がったハードルを越えてくるように
成長した4期生の姿を来年は楽しみにしたい。
上田ヒロ(YCA3期生 構成作家コース卒業)
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